営業マンのダメ日記 (御社の営業が何故ダメかを検証)

著者がこれまでのサラリーマン人生で感じた事や目からウロコのヒントをお伝えしております。

1 トップセールスマンになると野心を持って入社して来たはずです

 

1 トップセールスマンになると野心を持って入社して来たはずです


私は昭和52年に大学を卒業してからの会社人生は営業畑をまっしぐらで仕事をしてきました。営業があってこそ会社が存在できると言っても過言ではありません。


そのことは殆どの新入社員であれば、我こそはトップセールスマンになるんだと野心を持って入社していると思います。意気揚々とやる気で入社した人間を経営者も管理職も期待していたと思います。


何故なら営業成績を上げて会社が景気がよくなることが、経営者や管理職にある人にとっては切実な願望であることは間違いないからです。


リーダーというものは、いつの時代も規模の大小や事業の業種を問わず、数字が全ての世界です。結果が全てなのです。私は二十年の営業マネージメントの経験を生かし、営業支援のコンサルティング会社を興しましたが、我が身を振り返って見ると次から次へと難問が山積の状態でした。


現在、日本には約五百万社の会社法人と個人事業所が存在しております。そのうち上場している企業は計算するとおよそ〇・O八パーセント程度に過ぎないことがわかります。


日本の企業の九九・九パーセントは非上場企業で成り立って居ることになります。ということは、九九・パーセントが中小やベンチャーに分類される企業群なわけです。


この約五百万人の経営者や事業所の所長たちは、日夜ライバル企業との競争にしのぎを削り開発から資金繰りまで、知恵を絞って会社を維持、運営しているわけです。


中でも一般的に頭痛のタネははおそらく、「営業力」ではないでしょうか。しかし自社の営業力に満足している経営者は、ほとんどいないはずです。


この営業力は会社の生命線に直結してますので営業は価値ある仕事だとは思いませんか。では、そのために、一体、何をすべきなのでしょうか。

 

私が申し上げたいことは次の一つだけです。これまでの営業についてお持ちだった「幻想」を捨てて下さいということです。